醍醐(湯島)

どこかにお昼ごはん食べに行こうか。
どこに行こうかな・・・。
そうだ。
あそこ行ってみよう。
日本橋の超行列のできる天丼屋さんの金子半之助。
その店先に置いてあった名刺に、稲庭うどんのお店がありました。
金子半之助に関するお店なら悪いはずがない気がする。
確か湯島の天神様の裏辺りだったと思う。
地下鉄千代田線・湯島駅の御茶ノ水寄りの出口から出て、緩やかな坂を登っていく。
あ。あそこかな。
数人がお店の前で待っていました。
この『醍醐』と言うお店は、土日であるのか、オフィス街ではない為か、なんとなく、緩やかな時間が流れている感じがしました。
シブい店構えです。
少しは待ちそうです。
金子半之助も、結構待つお店で、席数の問題があるので、このお店もそうかもしれません。
沢山お客さんが入っても、提供スピードが合わなければ、どっちにしろ待つことになりますし。
待っている間、お店の前にあるメニューを確認。
普通のに鳥つくね、納豆の3種類みたいです。
鳥つくねが良いな。
納豆は納豆で合うのだろうけど、なんかシンプルなのが、お店の感じには合いそうな感じがします。
何人かのお客さんが出てきた後、
「入れますよ〜。」と、お店から声が掛かる。
入り口を背に、カウンターが並ぶ店内は7席。
なかなか席数は少ない方です。
「鳥つくねは、終わっちゃったの。」と、伝えて注文を取りに来た、品の良いご婦人がひとりで切り盛りしている様です。
鳥つくねは出来ないのか・・・。
それでは、普通のにします。
「温かいのと冷たいのはどちらが良いです?」
冷たいのでお願いします。
「冷たいのはつけて食べるか、かけて食べるかがあるの。どちらにします?」
つけて食べます。
と、いう様なやり取りがあり注文。
見ていると、1人前〜1組分づつ作っていっています。
作り方が丁寧です。
隣の人まで出て来たから、そろそろかな。
冷やし稲庭うどんの中盛りに、胡麻がたっぷり掛かった高菜ごはんがついています。
稲庭うどんの透き通る白に光沢があって、見た感じにもツルツル感があります。
じゃ、先ずはそのまま。
小麦の味がしっかりして美味しい。
三大うどんというのも頷けます。
稲庭うどんのお店は他にもあるけど、トッピングメニューが多くて、素のままってのは初めてかな。
喉越しも良い。
そしてカウンターに並んだ薬味/トッピングはお好みで自由に使えます。 
水菜とかの薬味野菜に、面白いところでは蒸したさつまいも。山菜。 
揚げ玉に刻んだお揚げに、とろろ昆布とか10種類弱。 
「すいません。取ってもらって良いですか?」と、横の連携で好きなものを入れていきます。
かけとかぶっかけなら、ドンと乗せていけば良い感じですが、付けつゆの場合は、なかなか難しい。
麺の上に水菜を乗せたり、ジャガイモ乗せたり。
せっかくのつゆなので、ベースを壊さないように、少しづつ試しながらなので、少し大変でしたが、揚げなんて、しっかりと良いお味が付いているので、そのままでも良いです。
美味しかった。
満足です。
ご馳走様でした。
湯島天神下方面に歩いて行ってみるかね。
なかなか愛らしい。
道を歩いていると、白黒の猫が寄ってきました。
結構可愛い目をした猫。
でも、変わった模様だな・・・。
鼻の下にも黒い模様が。
絶対「ちょびひげ」って呼び名が付いてると思う。
いや、そう呼ぶ。
岩合さんではないけど、勝手に名前を付けてみました。