あおな(上野)

食事だけして帰ろうか。
何が良いかな・・・。
肉か魚かって言われれば、肉かな・・・。
肉の大山や、もつ焼きとかに行くと、確実に飲んじゃうからな・・・。
そうだ。
あの店に行ってみよう。
「牛カツ」のお店。
気になってはいたんだけど、行く機会がなかった。
実はその横にも気になるお店があるんだけど。
御徒町から上野に向かって数本入った路地にあるんだけど。
あった。
『あおな』と言うお店で、少し待っている人がいます。
一人だと言うと、カウンターにすぐ通してもらえました。
牛カツのお店と言うと、結構行列が出来ているイメージがある。
新橋の地下のお店や、裏秋葉原・末広町のお店や。
なんだか、スッと入れただけで、ラッキーな感じになりました。
えっと、メニュー、メニュー。
全部、牛カツ、ご飯、スープがセットになっているけど、幾つかの値段設定があります。
大きいところでは、牛カツのサイズ。
ま、これは普通で良いや。
次の「あ・お・な」の3種類ですが、お肉の質だそうです。
「あ」は国産牛、「お」は国産和牛、「な」には霜降り国産和牛って書いています。
せっかくなら、一番良いのにしようかな。
注文して暫し待つ。
カウンター前の冷蔵ショーケースには、巨大な肉塊が鎮座しています。
牛カツとなると、やはり赤身肉の方が美味しいのかな。
ローストビーフとかもあんまり脂が多いところじゃ作らないからな。
噛んで美味い赤身肉の方が合うのかも。
でも、やっぱり肉の美味しさは脂にあるってんなら、霜降りが一番良い感じになりそう。
そんなこんな考えていると、出てきました。
牛カツは、一般的な牛刺しやタタキより少し厚めの、細い切り幅。
よく衣が剥がれないなと、感心する。
この手の牛カツは、表面がガッチと揚げられて、中は生と言うのが多い。
肉が良ければ生でも美味しいのだけど。
牛刺しのフライという感じ。
ラードで揚げられた感じで、良い香り。
結構肉の味がして、良い味です。
タレも幾つかありますが、塩で食べるのが美味しい。
牛カツを、ハムカツみたいな感じで、売ったらバカ売れしないかななんて考えたことがあるけど、これって、この塊があって揚げるから、この感じになるんだよな・・・。
一枚一枚揚げてもこうはならない。
早い話、この感じの牛カツを食べるなら、この量を食べないといけない訳です。
ま、嬉しいのですが。
あ。
3切サイズで揚げて、3切れぐらいに切って売ったらバカ売れしないかな。
カツサンドも、端のカリカリが多いところと真ん中の肉が見えるところ、両方あってカツサンドじゃないか!と思う訳です。
これはイケるかも。
ま、アホなこと考えないで帰ろうか。
ご馳走様でした。