モノマチセブン

年に一度のモノ作りフェスタ。
『ものまち』今年は第7回目と言う事で、『モノマチセブン』と銘打っているそうです。
@徒蔵地区
(御徒町、蔵前)
モノマチは、徒蔵地区で広範囲に行うイベントです。
町工場の多い、御徒町、蔵前の一画が「徒蔵地区」と呼ばれています。
その地域で協賛する会社が、色々な物販販売やワークショップを開いているイベントです。
昨年は革製のカップホルダーを作りました。
今回は、どんなワークショップがあるのか楽しみです。
秋葉原から出発して、蔵前方面へ。
ジッパーの会社YKKの展示ブースを見たり、ハンドメイド雑貨のお店に寄ったり、蔵前通りに並行しているおかず横丁を見たりしながら、台東デザイナーズビレッジへ。
台東デザイナーズビレッジは、デザイナーが起業までの勉強をする施設で、そこの卒業企業が色々な物を販売していたりします。
昔、小学校だった校舎を利用しているので、昔懐かしい雰囲気でいっぱいです。
「キノコが好きなんです。」と販売している人がいう、キノコをモチーフにしたアクセサリーを販売しているところで、気になるものを見つけました。
きのこ(シメジ)のペンシルキャップ。
「きのこは、シメジ、エリンギ、エノキとあります。」シメジの脇にちょこっと出てきてる小さなのが好きなので、そこがこだわりです。」と言う事でした。
なかなか面白いので、思わず購入しました。
試合でのファッションで一躍話題になった、卓球の四元選手も個々の卒業生だそうで、自身のブランドを立ち上げたのだとか。
「卓球で的に3回当てたら記念品を贈呈」というチャレンジ企画をしていました。
ちょっとやってみようかな。
ですが、ほとんどした事が無いので(温泉でスリッパ使ってやったことはあるんですけど・・・。)1回しか当てれませんでした。
記念にサインを書いたピン球を貰いました。
なかなか面白かったです。
じゃ、ワークショップ系に行ってみますか。
もう、直ぐ先が合羽橋道具街という場所、そこで「手作りベルト」を作るというワークショップをしていたので、行ってみました。
色違いの15cm程の皮素材をつなぎ合わせて、ベルトを作って行くのだそうです。
濃い茶と薄茶の皮を交互に繋いでみようかな。
「重ね方も考えて見て下さい。」と、言われました。
順にかぶせていくとか前後交互に重ねてみるとか、そういうのは自由なのだそうです。
それらを選んだら、金具を取り付け、それぞれの部位をハンマーで固定していく。
それで出来上がりです。
イニシャルを刻印して貰えました。
簡単そうに見えて、結構手間は掛かりました。
あともう一つやってみたいのがあるんだよね。
蔵前の文具店「カキモリ」で、手製のノートを作って、箔押しのお店で名前を刻印して貰うというコラボワークショップです。
カキモリは結構な混雑ぶりでした。
表紙は革製にして、裏は色紙系にしよう。
中のノート部分を選んで、お願いすればリングノートにしてくれます。
中を使い切ったら、また、入れ替えられるので、長く使えて愛着もわくと言うものです。
「20分程待って貰う事になります。」と言う事でした。
その間、別の所を見ながら待ちますか。
隣のビルにあるVISION GLASSというお店に入ってみました。
インドから実験器具に使うガラス製品をユ執している会社と言う事です。
実験器具としてはパイレックスが有名ですが、デザイン、耐久性があり、デザイン性もある事から食器としての利用を提案しているそうです。
フルーツを温めて自家製ラッシーを混ぜた、飲み物を提供していました。
なかなかお洒落で良い感じでした。
そろそろノートが出来たかな。
お店に行くと出来上がっていました。
さて、これを持って次の所へ移動です。
次は、大栄活字社。
活字ってルネサンス三大発明の1つだよな。
活版印刷の。
実際に見た事は今までない。
お店に行って、箔押する為の活字を取りに行きます。
因みに活字は購入。
「折角なので、活字を見ていきませんか?」と、お店の社長さんに言われました。
是非、お願いします。
初めて見ますので。
活字は、凸に刻まれた文字のブロックを並べて、版画の様に摺っていく印刷方法です。
凸に刻まれた文字のブロックを『活字』と言うそうです。
棚にびっしりと活字が収められています。
「昔は、これを文章に並べるのに、どれだけ早く並べるかが重要で、どこの棚にどの文字があるか記憶する必要があった。漢和辞典が引けたら、探すことはできるよ。」との事でした。
1枚の収納箱に部首名と画数の組合せで漢字が並んでいます。
細かく、文字サイズ毎に。
1箱が大体6kgでその箱が1段に30箱。
1つの棚に4段並んでいるので、1棚500kgだそうです。
確かに床がめり込んでいる様に感じる。
それが何棚ってあるので、重量は物凄いものだと思います。
昔はこの様に挨拶状も新聞も印刷されていたそうです。
「せっかくだから、摺っているところを見せてあげよう。」と、実際に機械が動いているところを見せてくれました。
「2011年の地震では、うちは棚が2つ落ちただけで済んだんだけど、他の業者さんは崩れて、もうやめちゃった所が多いんだよ。今はパソコンで簡単に出来て、プリンターで綺麗に印刷できるから。私はボケ防止になるからやってるんだよ。」なんて笑ってお話されていましたが、時代の流れを直に感じておられると思います。
本当に勉強になりました。
ありがとうございます。
最後に箔押所に行って、ノートに刻印して貰います。
金箔とかを使わない空押しにして貰いました。
面白いイベントでした。
楽しめました。
さ、帰ろうか。
と、思っていましたが、帰りの道で酒屋さんがやっている角打ちを発見。
モノマチのイベントをやっている様です。
スパークリング日本酒の飲み比べが出来る様子。
結構面白そうなので入っていました。
セットでお願いしました。
カードに並ぶお酒を順に飲んで行き飲み終わったら「済」スタンプを押していきます。
このお店では、お店の中のものは購入してあてにできるのは普通なのですが、湯煎で温めてくれたり、美味しく食べられる様に一手間かけてくれました。
親切な角打ちです。
スパークリング日本酒は、どぶろくの製法と思っていましたが、ガス注入するものが大半なのだそうです。
みんなシュワシュワが好きなのね。
いや、本当に満喫しました。
初めてのものを見て、勉強にもなりました。
良いイベントでした。