てつのくじら館

用事があって、広島・呉に帰りました。
少し時間があったので、久し振りに『てつのくじら館』に行ってみました。
「鉄のくじら」
何のことかと言いますと、潜水艦です。
海上自衛隊で使われていた潜水艦(もう引退している)を展示していて、海上自衛隊の活動を紹介する、その資料館です。
入館は無料で、夕方17:00まで入ることが出来ます。
資料館に入って順路を辿って、海上自衛隊の活動を見ていきます。
先ずは、海上自衛隊が発足した歴史的な流れをパネルでみます。
戦後、必要となったと言う内容です。
それから、重要な活動の「機雷除去」についての展示。
良く、東南アジアとかで、地雷除去の話が出ます。
カンボジアとかでは未だに大量の地雷が埋まっており、それで命を落とす人がいたりと深刻な問題です。
その海版が機雷です。
戦中、戦闘機よりも海での戦いが多かった為、この広い海洋に船が通ったら爆発する機雷をかなりの数設置されていたそうです。
それを除去していく活動について紹介されていました。
機雷除去作業はかなりの危険を伴って、これまでかなりの数の方が被害にあっているそうです。
日本周辺だけでなく、その他の地域でも活動しており、技術も進歩しているそうで、処理方法の説明ビデオとかも流れています。
無人機で爆薬を設置して、安全なところで爆発させるとか。
それに使われる無人機(遠隔操作)の機体とかが展示されています。
次の階は潜水艦の紹介を行っているブースです。
潜水艦の小型模型とかが展示されています。
そして、あの外にあった潜水艦。
その中に入っていきます。
中はそれほど狭く感じないんだな。とか思いましたが、生活スペースとしては、やっぱり狭いんですね。
寝台列車のB寝台よりもスペースの狭いベッドで睡眠を取るみたいです。
潜水艦には、出入り口(扉)から入りましたが、本当の出入り口はこの上の丸い蓋なんだそうです。
良く漫画とかで見る感じです。
あの、パカッって音がしそうな。
コックピットも見学できます。
う〜む。
計器が多すぎて良くわからない。
と、言うかここでこの船を操作しているのかと思うと、なるほど。
普通の船は二次元ですけど、潜水艦は三次元ですものね。
潜水艦の乗組員の人達は、超エリートってきくけど、そうなんでしょうね。
密閉空間に居て、浸水したらどうしようとか、酸素〜!!とか、普通に気になります。
と言うか、恐怖しかないですね。
それで潜っていく訳ですから。
ん?
ジュールベルヌの海底二万里とか読んだ時は、素敵な空間って思ったから、どっちなのかな。
確かに見たことのない景色は見えるのかも。
とか思いました。
が、窓がない。
外は見れないのですね。
ますます恐怖のみの空間です。
確かに、この船に乗る人は、いろいろな意味で強い人でないと無理です。
潜水艦乗りの人がエリートと言われる意味が解ります。
見学は17:00まで。
これは、見学者が館から出ていく時間。
なので、
「17:00退館なのでお急ぎ下さ〜い。」って、館内の係りの人に急かされます。
見学するなら、余裕を持って入館する事をお勧めします。
結構見応えのある資料館で、お勧めです。
海軍についてなら、入船山の資料館もあります。
今度、久し振りに入船山も行ってみようかな。