徳多和良(北千住)

東京は大雪の予報で、会社帰りの人達の波も幾分か早い時間にピークを迎えている様に思います。
こういう時は・・・、お気に入りの立ち飲み屋さんが空いていたりします。
案の定、北千住の『徳多和良』は少しお客さん少なめで、すぐに入れました。 
さて、何を頼もうかな。
平目の昆布〆がある。
頼むと、「すいません。消し忘れでした〜。」って。
聖護院大根のふろふきなんて、興味あったけど、既にヤマになっている。
隣のお客さんが頼んだもので終わってしまったものも多くて、悩みに悩みました。
追加メニューの、この短冊はあるのかな?
聞くとあるそうなので、先ずはこれを注文です。
ツブ貝のわさび和え

大ぶりのツブ貝の身が昆布とワサビで和えられています。
珍味です。
こういった珍味は、買うと日持ちする用に何やら色々入っていて、いがらっぽく感じるものが多いのですが、イチから作ればこんなに美味しいのですね。
珍味、今度家で作ってみようかな。
黒あわび茸天ぷら
ソフト海老塩焼き

あわび茸・・・。
初めて聞く名前のキノコです。
見た目から来た名前なのかなぁ。
しゃっきりした感じもある、肉厚なキノコです。
厚みのあるキクラゲ?って感じかな。
不思議な食感です。
ソフト海老は本当に殻が柔らかいソフトな海老でした。
そんなこんなしていると、ほぼ売り切れ状態になりました。
これでおしまいかな。
と、思っていたら、店主さんが、
「これ、飲んでみないですか?」って、お水を一杯出してくれました。
説明を聞くと、限定酒(日替わりな日本酒のメニューがあって、それの事です。)の『開華』と言うお酒の仕込み水なんだとか。
「毎年、立春の日に使うお水を蔵から運んで来てくれる。」と、言っていました。
季節のイベントを感じるのは、食べるのが好きな人間にとっては、結構重要な事です。
それでは、限定酒を1杯下さい。
これ、結構好きな味です。
お水の雰囲気とは少し違いますが、旨味のあるお酒です。
それから、お酒と割り水の話で、結構お話ししました。
これまでで、こんな事って無かったんですけどね。
あ〜。
美味しかった。
そして楽しかった。
ご馳走様でした。
また、食べに来ます。