神居古潭(中野)

中野に来ました。
サンモール商店街も賑やかだし、そこから入った路地の飲み屋街も賑やかだし、本当に活気のある街です。
中野ブロードウェイの入り口から左の脇道に入ると、何とも味のある一角があるのですが、その中でも異彩を放っている感じのお店が・・・。
『(カムイコタン)』と言うお店です。
暖簾は出ているが、やっているのかやっていないのか・・・。
ちょっと解りにくいで、調べてみると18時からと言う事だったので、ブロードウェイで時間を潰して、お店に入ってみる事にしました。
「すいません。2人ですけど・・・。」とお店に入ると、高倉健さんな寡黙な店主さんが、「どうぞ・・・。」と、カウンターの奥の席に通してくれました。
カウンターには炭火七輪が埋め込まれていて、その上にはジンギスカン鍋。
札幌の炭火ジンギスカンのお店と同じスタイルです。
カウンターは3組くらいしか入れない感じかな。
2階には座敷がある様です。
飲み物を頼む前に、銀皿に乗ったお肉が出てきました。
まだ注文していないのですが、座れば自動的に出てくるルールのお店の様です。
飲み物が出てくると、店主さんがおもむろに、鍋に野菜を乗せてくれました。
壁に書いてある食べ方を見ると、
『片面を30秒、ひっくり返して20~30秒。ミディアムレアが美味しい食べ方。』って書いてありました。
その焼き方で焼いて食べてみました。
激ウマ!!
あまりこんな表現しないですが、札幌で食べる生ラムジンギスカンと同じ、いや、それ以上に美味しく感じる。
特製ダレの影響だけでは絶対にない。
クセが無いのです。全く。
店主さんが目の前にいるので聞こうと思ったのですが、黙々と肉の処理を行って包丁を扱っておられるので、話しかけられず・・・。
1皿食べ終わり、追加で注文しようとした時に、聞くチャンスがありました。
「今出してくれた肉は何になるのですか?」
壁には色々とお肉メニューが並んでいるのです。
値段もピンキリ。
あまりにも美味しいので、『北海道産生ラム肉』かと思っていたのですが、
「オーストラリア産のマトン。」って。
え?これマトンなんですか?
全然マトンな感じしなかったです。
1人前800円。
壁の食べ方のところに、
「美味しいホゲット肉」と書いてあったので、それを注文しました。
ホゲット肉って初めて聞きますが、ラムとマトンの境目のお肉だそうです。
お皿に乗って出てきました。
店主さんがモヤシを鍋に追加してくれて、焼いて食べます。
オーストラリア産のマトンの方が好きかな。
食べていると、
「一人ですけど大丈夫ですか?」とか
「二人は入れますか?」とか、
何組かお客さんが来ましたが、その度、店主さんは静かに、
「満席です・・・。」と答えていました。
早めに来て、入れて良かったです。
一番驚いたのは、店主さんが黙々とモヤシの芽と根を1本1本取っているのです。
何だかもの凄くおもてなしを受けている感じです。
更に追加で、オーストラリア産マトンに戻りました。
先程のモヤシを惜しげもなく鍋に乗せてくれます。
これは焦がしたりしたら申し訳ない。
気をつけて焼かないと・・・。
いや、ホントに美味しいです。
ペロッと食べてしましました。
ご馳走様でした。
お会計をして考えると、注文すると自動的に人数分出てくる様ですね。
また来たい。絶対。