徳多和良(北千住)

『口開けの客』と言うのは良く聞く話ですが、『このお客さんでおしまいです。すいません。』と、最後の客になるのは、あまり聞く事がない。
北千住の立ち飲み屋・割烹くずし徳多和良のお店の前で、ちょっと並んでいたら、そんな事がありました。
本日最後の客です。
入れて良かったと思う反面、後ろにいた人に悪い気もする・・・。
まぁ、気にせず楽しませてもらいましょう。
とは言え、少し待つ様に言われました。
何にしようかなぁ。 
お店の前の献立を見ながら考える。
ブリ大根も良いし、金時芋のバター寄せも良いな。
問題は、『ヤマ』になっていないかどうかです。
お店に入って、席に着く。
終わっているメニューは、赤線で消されているので、それを見ながらまた悩む。
先ずは、気になるものを注文。
赤ナマコ酢、里芋のかにあんかけ、菊花カブ酢漬け
(手前から時計回り)
ナマコは青より赤が良いって言われます。
コリコリ感が丁度良くて、三杯酢も絶妙な酢加減でした。
かにあんかけも良いお味でした。
里芋もホコホコ。
株の酢漬けは、まだまだ新年を祝う感じでした。
良いですねぇ。
どれも美味しいです。
新年っぽいもので、もう一つ追加しましょう。
ブリの照り焼き

しっかりした身で美味しいブリでした。
照り焼きのタレもかなり美味しい。
付け合わせも新年っぽい。
金柑の甘煮です。
これも甘過ぎず口直しになりますが、お酒のアテにも良い感じ。
お客さんもだんだん帰って行って、ちょっと客席も空いてきました。
「焼き物、揚げ物ラストオーダーですが。」とアナウンス。
飲み物が終わるのに、後1品かな。
揚げ物って感じじゃないし、焼き物追加ですかね。

丸干しいわし

目刺しと違って半生っぽさがあります。
これは美味しいです。
一夜干しって、なかなか家じゃ扱いづらいから。
これにも金柑が付け合わせ。
あ〜美味しかった。
これらが1品300〜400円と言うのだから、本当に楽しませてくれるお店です。
ありがとうございました。ご馳走様でした。