宗吾殿(そうごでん)

お昼ご飯を駒形橋のあたりまで食べに行こうと、上野からテクテク歩いていると、なかなか面白い社がありました。
気になったのは、歌舞伎って文字と、何やら紋的な彫り込み。
松本幸四郎・・・、中村吉之助・・・。
歌舞伎役者の名前の様です。
下総の国の惣五郎と言う農民が、江戸にやってきていたらしいのですが、重い税に苦しむ農民をみて幕府に直談判。
それを受けて処刑されてしまったそうです。
惣五郎は、義民として農民から慕われていた様で、処刑後に祀られました。
その話が江戸大衆芸能に多く使われ、歌舞伎などの題材になったとのこと。
その惣五郎の社がこの宗吾殿だそうで、歌舞伎の役者が奉献するのだとか。
江戸文化、至る所に残っているものです。