札幌到着

11時過ぎ。
予定より数分遅れて北斗星は札幌駅に到着。
改めて考えると、寝台特急の旅と言うのは、よっぽど電車が好きな人か、私の様な、乗ったことが無いから乗ってみようと言う物好きか、くらいしかいないのではと思う。
ただ、「遠足は帰るまでが遠足ですよ。」と言われる様に、旅と言うのも、「家を出発してからが旅」であって、目的地に到着してからではなく、その行程を楽しんでこそ本当の旅なのかもしれないな・・・。
複数人の友人と出掛けるならば、おしゃべりが行程にあるけど、こと一人旅においては、「移動手段」は重要な行程になるのかも。とか思いながら、北斗星を下車する。
ん?なんだなんだ?
乗客が先頭車両に向かってみんな歩いて行ってる。
何かあるのかなぁ。
と、思ってついて行ってみると、ブルーの機関車に人が群がっています。

同じ形の機関車が2両連なっています。
あ。そう言うことか。
北極星、北斗七星から命名されたと言う北斗星をイメージできる側面に描かれたマーク。
途中駅で方向を変える度に、接続された機関車を入れると、総車両数が何両になるかわからないけど、セットで北斗星でもあり、動力の元となる機関車自体が重要なマニアポイントなのか・・・。
ノーズマークと言うのか、先頭車両についたエンブレムをバックに記念撮影の人が列を作っています。
折角だから、ここまで運んでくれた車両の写真をパチリ。
後ろの新しめの機関車はこの次の代の北斗星なのかな・・・。
最近は、北海道新幹線開通に伴い寝台特急が廃止されると言う話題を耳にする。
「ゆっくりと電車旅」と言うのは、無くなって行くのかもしれない。
ゆっくり旅すると言うのは、もう船旅しか残らないのかも。