土手の伊勢屋(日本堤)

天丼が食べたい。
と、言うことで日本堤にある天ぷら屋の土手の伊勢屋へ。
南千住からてくてく山谷を歩いて行きます。
どの駅からも少しアクセスが悪いのですが、いつ見ても並んでいる人気店です。
明治22年創業の老舗。
趣がある建物は昭和2年に建てられていて、国の有形文化財認定を受けています。
「有形文化財」て書いてあるプレートは、大体屋外に掲げられているのを見るけど、ここは店内に。
何を頼もうかな。
メニューの天丼は、イロハでグレードを表示してます。
イ:1400円(キス、イカのかき揚げ、海老2本)
ロ:1900円(穴子、イカのかき揚げ、海老1本、獅子唐)
ハ:2300円(穴子、小海老・貝柱・白魚のかき揚げ、海老2本、野菜3種)
穴子の天ぷらはマストだからロかハだな。
悩みどころは、イカのかき揚げか白魚のかき揚げか。
量が多そうだしな。
隣のおばあちゃんは、明らかにハを食べている。
種類的に。
おばあちゃんが食べれるんなら、ここは「ハ」だな。
味噌腕と一緒に注文。
穴子はすごく綺麗な味。匂いも無い。
うまい天ぷらです。
かき揚げもたまに出くわす苦味のある物でなかったです。
存外、あっさり。
油が違うんだろうな。
ごま油だけじゃ無いとか。
素材も良いし。
何より丼ツユがアッサリしていて食べやすい。
これなら確かにおばあちゃんにも・・・。
「無理〜。昔は食べれたんだけど〜。」って、
隣のおばあちゃんがギブアップしていました。
アルミホイル貰って包んでました。
食べ終わって、それにしても趣があるなぁと、店内を見ていると突然の停電。
ブレーカーが落ちたらしい。
「失礼しました〜。」と店員さんが言っていますが、これは誰も悪くない。
ブレーカーか・・・。
小さい頃に、電子レンジ使う時はクーラーを切るとか、電気周りは色々なルールがあった。
電気製品が良くなったのか、ライフラインの分配技術が上がったのか、ここ10年以上ブレーカーが落ちるなんてのに出くわした事が無い。
それも何だか時代を感じる。
じゃ、少し散歩でもしながら帰ろうかね。